小児科COM TOP に戻る
2016.8月更新
・熱性けいれんについて |
Q1. 熱性けいれんを起こしたら「てんかん」になりやすいの? |
・保護者には熱性痙攣は基本的には予後が良好な疾患であることを伝え、まずは安心させてあげましょう。 ・熱性けいれんを何度も繰り返すようであれば、てんかんの可能性も出てきますが、熱性けいれんを1回起こしただけで 医師からも何も言われていない場合は気にする必要はない、と伝えましょう。 |
Q2. けいれん予防の坐薬を入れたら、お尻から出てしまいました! 効いていない? |
ジアゼパム坐剤は挿入後15~60分で有効濃度域に達します。 ・挿入直後~15分の間に便と一緒に出てきた場合 →もう一度同じ坐薬を入れるか、新しい坐薬を入れる ・挿入後15分以上経過して坐薬の塊が少し出てきたが半分以上溶けている状態 →ある程度吸収されたと判断できるので坐薬を入れなおす必要はない。 ・挿入後30分以上経過 →薬は殆ど吸収されているので入れなおす必要はない。
|
Q3. キャンプなどに坐薬を持って行って大丈夫? 保管方法は? |
・ダイアップ坐剤の融点は50~55℃。夏の外出時でも日陰においておけば溶けることはありません。 ・小児の発熱は予測ができません。かばんや財布などに入れておけば溶ける心配もないので、携帯しておくべきでしょう。 |