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平成24年度 ブロック別勉強会・報告

                                                                                  災害対策ワーキングチーム 今村葉子



10月からスタートしたブロック別勉強会も、4ブロック全て終了しました。

この研修会を開催し始めて11年目となるこの勉強会には、

◎薬局・・・146薬局 ◎参加人数・・・176名(前年166名)

これだけの方々に多数参加して頂きました。
もうすっかり久留米三井地区では定番の勉強会となっています。

今年の内容も盛りだくさんでした。

まず医療保険委員会からの伝達講習
災害対策WTから「災害時における薬剤師会の対応」説明
そして各班に分かれてのSGDへ。


SGDのテーマは
「近隣薬局とのコミュニケーションの確立〜いつでも連絡可能な体制づくり〜」

平成24年7月に起きた九州北部集中豪雨の体験を基に、
自然災害が起こった時の横のつながりを強化しようという目的で話し合われました。
SGDの到達目標は以下の通りです。

・新たに確立された、久留米三井薬剤師会の保険薬局部会における連絡網の徹底
・各班内の連絡網を確実なものとする為に必要な手段(連絡方法やコミュニケーションの確立etc.)の取り決め
・各地区におけるハザードマップの作成

近隣薬局同士ならではの、ざっくばらんなトークができるブロック別勉強会は
絶好のコミュニケーションの場となります。


各班に分かれて拡大された薬局近辺の地図に各薬局の位置をマークし互いの位置関係を把握。
この作業により、薬の分譲などの時の移動がスムーズになります。

また災害時における避難場所の確認や、水害時にどの道が渋滞したのか等
マップに書き込む作業を全員で行いました。

入念に打ち合わせをして臨んだ各班長の巧みなリードで
各班内のコミュニケーション方法も、色々な意見が出たようです。

また、会員の皆様の協力により
久留米三井地区の薬局近辺の手作りのハザードマップも出来上がりました。
生の声が反映したこの貴重なデータは
災害時、PC等が使えなくなった時にも役立ちます。

現在、災害対策WTにてこのデータをWebにも反映させるために
作業を進めています。

災害は、いつどんな形で我々を襲うか見当もつきません。

久留米三井薬剤師会は、
平常時でも災害時でも、薬局間の連絡がスムーズに取れるよう準備をし
医薬品の供給に滞りがないよう対策を練り
患者さんにも、また薬局同士も「顔の見える」関係を築いていきたいと考えています。